「クララが立った」が心に残る理由。それは、ハイジに対する親心から生まれている。
みなさま、こんにちは。愚問賢治(@gumonkenji)です。
私は、ライターでありますが、ライターである前にクララのファンです。
ただ、ハイジよりもクララが記憶に残って知っていること、がっかりとしています。
ハイジの過酷な人生
みなさんご存知、アルプスの少女ハイジ。スイスのアルプス山脈が舞台のおじいさんと少女のお話です。
知らない人いないですよね。でも、しっかりとハイジを見たことある人っているんでしょうか?ハイジとおじいさんの関係だって知らないのでは?
ざっくりまとめると、ハイジの両親はハイジが小さな頃に亡くなって、いろんなところに連れまわされ、夢遊病になり、おじいさんのところに落ち着くって話なんですけど、ハイジの背景過酷すぎでしょ。
正直、クララよりもハイジに同情しちゃう。
しかし、多くの人が知っていてる名言といえば
「クララが立った!」
この言葉につきますね。なぜこの言葉が一番印象に残っているのでしょうか。ハイジがひどい目にあってきたことだって、心に残っていもいいはずなんです。
ハイジ可哀想!クララなんか立たせてないで、ハイジにクララの全財産を譲渡してあげて!って世の中の流れができたっていいんです。
しかし、クララがたっただけなのに、クララが半分主役みたいになってる。
どういうことじゃああああ!
クララは脇役。ハイジの言葉に心動かされるのだ。
クララが立ったというのは、正気どうでもいいんですよね。ええ、私はクララが好きです。クララの洋服から外見まで最高じゃないですか。でも、やっぱりハイジに主役を張って欲しいんですよ。
その言葉がなぜ心に残っているのか考えて見たんです。そしたら、1つ気がつきました。
クララが立ったことに感動してない。ハイジが言うから心に残ったんだ。
小さな少女ハイジ。やんちゃで好奇心旺盛で、自然の中に生きる少女。この子が、お金持ちで自分にネガティブで、体が不十で、顔が可愛い女の子がたった時の、あの喜びよう。
私たちが覚えている情景は、クララが立った瞬間というよりも、クララが立ったことに喜んでいるハイジだったのです。
そう、ハイジが喜ぶことが我々の喜びなのです。
あの言葉は、クララのためではなくハイジのためにあった。そう受け止められるようになりました。
このアニメは恐ろしい。まるでハイジを見守る親の気持ちにさせてしまう。
フォーエバーハイジ。